「赤いパプリカ」から抽出した独自のキサントフィル パプリカキサントフィル「赤いパプリカ」から抽出した独自のキサントフィル パプリカキサントフィル

  • パプリカキサントフィルの特長
  • 検証・実験レポート

スーパーフード、赤いパプリカ由来の
抗酸化キサントフィル
緑黄色野菜の健康成分研究から生まれた
江崎グリコの独自素材
『パプリカキサントフィル』

日本人は、「体に良い緑黄色野菜」が足りない。
その有効成分は、「キサントフィル」。

体に良いとされる緑黄色野菜。厚生労働省が定める成人1日当たりの摂取目標は120gだ。しかし、実際の摂取量は目標には遠く及ばず年々減少し続け、2013年には平均83.6gまで低下している(厚生労働省平成25年国民健康・栄養調査)。
また年代別にみても、とりわけ20~29歳では平均61.0gと、目標の半分程度にとどまっている。
 ところで、緑黄色野菜と淡色野菜ではそもそも何が違うのか?また、「体に良い」とされる有効成分は何なのか?
それは「カロテノイド」である。カロテノイドは、ハクサイやキャベツなどの淡色野菜にはほとんど含まれておらず、これこそが「緑黄色野菜が体に良い」とされる成分なのだ。
 カロテノイドは、さらに「カロテン」と「キサントフィル」に分類される。そのなかでも、特に高い抗酸化力と健康機能で近年注目されているのが「キサントフィル」である。

野菜のカロテノイド含有量

緑黄色野菜の摂取量

キサントフィルは細胞膜への親和性に優れ、
高い活性酸素消去能(抗酸化力)を持つ。

いわゆる“老化”などの現象は、細胞が酸化する(錆びる)ことによって起こると考えられている。その酸化の原因となっているのが「活性酸素」である。体内の活性酸素は、運動をしたり紫外線を浴びたり、ごく当たり前に呼吸するだけでも発生する。
皮膚や臓器のすべては細胞から成り立っており、その細胞は細胞膜で覆われている。活性酸素はその細胞膜に継続的にダメージを与える。たとえば顔なら肌荒れやシワ、内臓では各種病気やガンの原因にもなる。

その活性酸素がもたらす細胞への損傷を抑制してくれるのが、キサントフィルである。キサントフィルの最大の特徴は、細胞膜への親和性が高いことにある。キサントフィルが細胞膜に分布することによって、活性酸素の攻撃から細胞膜を守っている。

着目した原料は、キサントフィルを大量に含む「スペイン産の赤いパプリカ」。

江崎グリコは、抗酸化効果の高い素材商品を開発するにあたり、様々な緑黄色野菜のキサントフィルを研究、最終的にスペイン産の「赤いパプリカ」を選択した。赤いパプリカは緑黄色野菜のなかでも、キサントフィルの含有量がトップクラス、ニンジンの約50倍、トマトの約100倍ものキサントフィルを含んでいる。さらに赤いパプリカのキサントフィルは、抗酸化力でもトップクラスであることを確認している。
パプリカキサントフィルは、その赤いパプリカを原料とし、現地で抽出後に日本に搬送、さらに精製・脱臭して製剤化、健康食品やサプリメントなどの素材として利用されている。

パプリカキサントフィルには、高い機能性を持つ
7つのキサントフィルが含まれている。

パプリカキサントフィルの重要な特徴は、キサントフィルの組成だ。パプリカキサントフィルのなかには、パプリカ以外の野菜では摂取できない4種のキサントフィル(カプサンチン、カプソルビン、カプサンチンエポキシド、クリプトカプシン)、カボチャとパプリカからしか摂取できないククルビタキサンチンA、コーンに多く含まれるゼアキサンチン、ミカンに多く含まれるβ-クリプトキサンチンなど、7種類ものキサントフィルが含まれている。
江崎グリコは、緑黄色野菜の様々な健康機能が、パプリカキサントフィルで提供できるものと考えている。これまでに明らかとなった、パプリカキサントフィルの特徴と生理機能を『実証ページ』にまとめる。

パプリカキサントフィルに含まれる7つのキサントフィル

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