「赤いパプリカ」から抽出した独自のキサントフィル パプリカキサントフィル「赤いパプリカ」から抽出した独自のキサントフィル パプリカキサントフィル

  • パプリカキサントフィルの特長
  • 検証・実験レポート

実証
パプリカキサントフィルの抗酸化力

パプリカキサントフィルの高い抗酸化力とそのメカニズムが明らかに!

生体内では常に活性酸素が発生しており、それらによる細胞膜の酸化・損傷が老化や疾病の一因となることが知られている(図1)。 細胞を損傷から守るためには、活性酸素を消去できる(抗酸化力のある)物質を体内へ摂り入れることが有効である。そこでパプリカキサントフィルに含まれるキサントフィルについて、ヒドロキシラジカルと一重項酸素に対する抗酸化力を評価した。

図1 活性酸素が発生する仕組みと細胞に与えるダメージ 
実験方法

ESRスピントラップ法を用い、各成分のヒドロキシラジカル・一重項酸素に対する消去活性を測定・比較した。
また、LC/MSを用いて反応産物を詳細に解析し、抗酸化力を発揮する際の化学的消去メカニズムを解明した。 

結果
<一重項酸素 に対する抗酸化力> <ヒドロキシラジカルに対する抗酸化力>
<一重項酸素 に対する抗酸化力> <ヒドロキシラジカルに対する抗酸化力>

パプリカキサントフィルにはアスタキサンチンを超える抗酸化力が!

パプリカキサントフィルに含まれるカプサンチン・ククルビタキサンチン・カプソルビンは一重項酸素に対してアスタキサンチンを超える抗酸化力を示した。これまでカロテノイドは一重項酸素に対してのみ抗酸化力をもつとされてきたが、カプサンチン・カプソルビンはヒドロキシラジカルを直接的に構造中にトラップし、化学的消去機構によってヒドロキシラジカルを消去できることが明らかとなった。

実証
パプリカキサントフィルの吸収性

継続的なパプリカキサントフィルの摂取によって、
血中キサントフィル濃度が大幅に上昇!

パプリカキサントフィルには、高い酸化力を持つキサントフィルが多く含まれているが、それらが体内で作用するためには「吸収されること」が重要になる。わずかな構造の違いでも著しく吸収性が変わるキサントフィル。江崎グリコではパプリカキサントフィルの吸収性について、ヒト臨床試験を行い検証した。

試験方法

健常成人男女5人が、パプリカキサントフィル(総キサントフィル12.5mg/1日)を4週間摂取
摂取前・摂取4週間後に採血。その血中成分を比較

パプリカキサントフィル摂取による
血中カロテノイドの変化

血漿カロテノイドの濃度変化と組成変化

赤血球カロテノイドの濃度変化と組成変化

[試験結果] パプリカキサントフィルの吸収性の検証

4週間後にはキサントフィル濃度が大幅に上昇。効率よく体内に吸収されている。

キサントフィル濃度は、血漿においては177%、赤血球では実に225%の上昇を示した。キサントフィルの特徴である細胞膜への高い親和性により、カプサンチンやククルビタキサンチンAなどの抗酸化力の高いキサントフィルや、β‐クリプトキサンチンが赤血球膜に効率的に分布していることが判明した。

実証
パプリカキサントフィルによる
呼吸持久力の向上

パプリカキサントフィル摂取で、運動中の酸素摂取量と心拍数が低下!
運動時の、酸素運搬効率が改善

運動に必要となる酸素は、呼吸によって体内に取り込まれ、赤血球によって全身に運ばれる。酸素を全身に効率よく運ぶには赤血球が健康な状態にあることが求められるが、その機能を低下させる原因の一つとして挙げられているのが、活性酸素による赤血球の損傷である。常に酸素と接触するだけに“傷みやすい”赤血球が、パプリカキサントフィルの継続摂取によってどのように変化するのかを探るために、ヒト臨床試験が行われた。

試験方法 福島大学陸上部7名が、パプリカキサントフィル(総キサントフィル12.5mg/1日)を4週間摂取
摂取前・摂取2週間・摂取4週間時点で、30分間のトレッドミル運動(※)を実施。その時の酸素摂取量と心拍数を測定 ※トレッドミル運動/傾斜や速度を変化させることができる電動式ベルトコンベア状の踏み台を用い、その上を一定時間走行する運動

パプリカキサントフィル摂取が運動中の酸素摂取量・心拍数に与える影響

トレッドミル運動中の酸素摂取量 トレッドミル運動中の心拍数
トレッドミル運動中の酸素摂取量 トレッドミル運動中の心拍数

[試験結果] パプリカキサントフィルによる呼吸持久力の向上

少ない酸素量でも同じ運動をこなせる「呼吸持久力」が向上。

パプリカキサントフィル摂取後では、「より少ない酸素摂取量・より少ない心拍数」で同じ運動が行えることを示している。酸素摂取量を減らして呼吸持久力を高めることは、マラソンや水泳などの持久系運動において、より速く長く競技を行うことができることを示唆している。
今後パプリカキサントフィルは、これらの競技をする人のための機能性ドリンクなどに応用できる可能性が高いと考えられる試験結果となった。

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