初期むし歯の再結晶化を促す POs-Ca(リン酸化オリゴ糖カルシウム)初期むし歯の再結晶化を促す POs-Ca(リン酸化オリゴ糖カルシウム)

  • POs-Ca®の研究
  • 検証・実験レポート
  • 歯科治療の動向
※参考 [近年の歯科治療の潮流]

「削る治療」から「再石灰化・再結晶化するケア」へ。
歯科治療の常識が大きく変わっている!

1980年代までの歯科治療の基本スタンスは、初期の段階でむし歯を発見し、それを「削る」ことによって、むし歯の拡大を防ぐことを最善の策としてきた。その後、長寿化が進むにつれ、1990年代から始まった「8020(80歳時点で自分の歯を20本残す)運動」に代表されるように、できるだけ自分の歯を「残す」ことも重要視され始めた。

口腔の健康は全身の健康。重症化させないでコントロールする

WHOは、世界口腔保健報告書(2003年)の中で、口腔の健康は全身の健康にとって重要なものであると位置づけた上で、「口腔の二大疾患であるう蝕や歯周病は、コミュニティーケア、プロフェッショナルケア、セルフケアの実践で効果的に予防し、コントロールできる」と明言しており、国際歯科界では、早期発見・早期治療しう窩を重症化させない管理システムとしてICDAS※を構築した。現在、欧州を中心とする先進国でICDASの導入が始まっている。

※ICDAS(International Caries Detection and Assessment System)

2012年 歯科口腔保健法施行。歯の重要性が謳われる

日本でも2012年には歯科口腔保健法が施行され、歯の健康が長寿社会の必須要件であることが示された。日本歯科保存学会では「う蝕治療ガイドライン」を制定。「MI(Minimal Intervention)」の概念が導入されている。

※MIとは? 歯質や歯髄への犠牲を最小限に抑え、できるだけ削らず、神経を取らず、歯を残して、歯の寿命を長くするという考え方に基づく治療法。

2013年 日本口腔衛生学会が「政策声明」を発表

2026 年以降に生まれる子どもを“Cavity free”(う蝕のない状態)にする」という目標が明言された。

歯科の潮流は“予防”へ 歯科の潮流は“予防”へ
戻る
前のページへ次のページへ